会社の社長と個人事業主では加入する「社会保険」が違う③
新緑の美しい季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は会社の社長と個人事業主で加入する社会保険の違いのうち、公的な年金保険制度という点に着目して
お話しさせて頂きます。
1 会社の社長と個人事業主の加入する保険の違い
会社の社長・・健康保険+厚生年金保険
個人事業主・・国民健康保険+国民年金
2 毎月の負担の違い
国民年金:約16,590円/月
厚生年金:会社と本人合わせて給与月額×約18.3%/月 例:月給50万の場合 約91,500円
基本的に、毎月の保険料は厚生年金の方が高くなる傾向にあります。
3 受取る年金支給額の違い
先ほど、厚生年金の方が毎月の保険料の負担が大きいとお伝えしましたが、その分、受給額は厚生年金の方が多くなります。
実際に計算をしてみましょう。
(モデルケース)
平均月収50万で30年間各年金を支払ったケース
(1)国民年金の場合
780,000(※国民年金の最大額)×360ヶ月(※今回支払った月数)/480ヶ月(※国民年金支払いの最長期間は40年)
=585,000円
※10年以上の支払いが無い場合は支給無し。
(2)厚生年金の場合
支給額は①定額部分、②報酬比例部分、③加給年金の3つに分かれます。
①定額部分
およその最低額を計算する関係で、国民年金の支給額とほぼ同じ金額を想定。
③加給年金
今回は無しとします。
②報酬比例部分
500,000(※平均月収)×7/1,000×360ヶ月
=約1,260,000円
つまり、モデルケースですと、厚生年金を支払っていた方が国民年金より126万多く年金がもらえるわけですね。
これだけ見ると、厚生年金の方が一見有利に見えそうですが、老齢厚生年金等、国民年金にない独自の負担なども存在します。
しっかりと確認をしたうえで、法人と個人事業どちらが有利かを試算していきましょう。